TEACCHプログラムによる構造化支援
初めまして。8月から新しくサード八王子で世話人をさせていただいてる「坂田」と申します。

今回は私自身も現在進行形で勉強中の、「TEACCHによる構造化支援」についてお話していきたいと思います。
※TEACCH(ティーチ)プログラムは、アメリカのノースカロライナ州で生まれた、自閉症(自閉スペクトラム症)のある人とその家族への包括的な生涯支援プログラムです。
その前に、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。
福祉の経験は約3年で、まだまだ勉強中の身です。SHIPで働きたいと思ったきっかけの一つが、今まで聞いたことのない支援方法の「TEACCHによる構造化支援」に魅力を感じ入職しました。
今までの支援経験では取り組んでこなかった内容ばかりだったので、日々管理者の方や先輩職員に相談したり、アドバイスをいただきながら支援をしています。
前置きが長くなりましたが、自分がわかる範囲で実際にどういった支援をおこなっているのかをお話していきたいと思います。
TEACCHには5つのアイデアがあり、
①物理的構造化
②スケジュール
③ワークシステム
④視覚的構造化
⑤ルーティンの活用
その中で、今回はスケジュールについてお話させてください。
スケジュールとは
まずはこちらのイラストをご覧ください。

こちらのイラストが描かれているスケジュールカードは、実際に支援をする際に使用しているものです。
一目見て、着替えをしているとわかりますよね。こちらを使うことにより、視覚的に「いつ」「どこで」「何を」するのかを伝えます。
そうすることで、利用者様も次にすることに対しての見通しを持つことができます。。


こちらは何を着て外出すればいいのかを視覚的に提示する為に、使用するカードになります。
また、それだけではなく利用者様の特性で、暑い時期でも上着を着てしまうケースもあります。
そういった際に、こちらのカードを提示し、逆に上着は着ていかないとお伝えすることもあります。


こちらは「サード八王子」と通所先である「笑みスリー」の外観になります。
こちらを提示することで、移動する際に「どこに」行くのか、また週間スケジュールを掲示し、「いつ」行くのかを明確にしています。
この他にもイラストではなく、写真でお伝えするやり方もあります。実物を写真に撮り、カードにすることで普段使ってる物なので、より伝わりやすいと考えられるからです。
このように至る所に写真やカードがあり、視覚的にお伝えすることで環境の意味をお伝えでき、意味をご理解いただければ、不安なく安心して過ごせるのではないかと思います。
また、利用者様のみならず職員にも良い影響があり、構造化は一度設定をすることが出来れば、色々な支援者が同じように支援できる強みがあります。
これは実際に自分自身も感じたことであり、最初は右も左もわからない状況の中、やることが視覚化されていることにより、次に何をすればよいかが分かりやすくなっています。
今回、ご紹介したのはほんの一部です。
その他にも個別支援として、様々な支援を担当職員を中心に考えられています。
日々、変化していくのは大変でもありますが、同時にやりがいを感じることもあるのではないかと思います。
最後にSHIPの支援にご興味がある皆さまへ
このようにこれから新しく入職される方にも働きやすい環境が整備されており、まだまだいっしょに働いていただける方を募集しております。
きっかけは些細なことでも大丈夫だと思います。福祉の経験がある方はもちろん、未経験の方もまずは実際に働く環境などをご覧になってみてはいかがでしょうか。
拙い文章にも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございました。
職員一同、ご連絡お待ちしております。