🚢 SHIP BRIDGE|第1回 心理学基礎編

こんにちは。

社会福祉法人SHIP「サード八王子」で世話人として勤務しながら、

社会福祉士を目指し、通信制大学で学んでいる橋爪です。

大学で学んだ知識を教科書の中だけで終わらせるのではなく、

障がい福祉やグループホームでの実践、自閉症のある方への支援と結び付けながら、

「学びを支援へ。支援を安心へ。」という思いを、

この「SHIP BRIDGE」を通してお届けしていきます。

利用者様が安心して過ごせる毎日、ご家族が安心して任せられる支援、
そして支援する私たち自身も学び続けられる環境。
その積み重ねは、一つひとつの小さな気付きから生まれるものだと私は感じています。

このシリーズでは、大学での学びと現場での実践をつなぎながら、
「なるほど」「そんな見方もあるんだ」と感じていただけるような内容を、
皆さんと共有していけたら嬉しいです。

今回は、心理学の基本である「観察・記録・検証」を通して、
「なぜその行動が起きたのか」を理解し、支援へ生かすための視点をご紹介します。

それでは、第1回心理学基礎編の航海へ出発しましょう。🚢


📚 Today's Bridge

心理学は「心を科学する学問」

「心理学」と聞くと、性格診断や心理テストを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、心理学はそれだけではありません。

1879年、ドイツの心理学者W.ヴントが世界で初めて心理学実験室を設立したことをきっかけに、
心理学は独立した学問として歩み始めました。

心理学は、人の心や行動を「なんとなく」や「経験だけ」で判断するのではなく、
観察・記録・検証という科学的な方法を用いて理解しようとする学問です。

大学では、心理学が科学として成り立つために、
「公共性」「反復性」「体系性」という三つの考え方が大切であることを学びました。

公共性とは、誰が見ても分かる客観的な記録やデータを基に考えることです。

反復性とは、同じ方法で繰り返しても、同じような結果が得られることです。

体系性とは、理論や手順が整理され、他の人にも説明できる形になっていることを指します。


こうした考え方を積み重ねながら、人の心や行動を客観的に理解していくことが、心理学という学問の大きな特徴です。


🌉 Bridge Note

学びが支援につながる瞬間

大学でこの考え方を学んだとき私は、

「これは日々の支援にも、そのまま当てはまる考え方だ」と感じました。

例えば、利用者様が普段より穏やかに過ごせた日があったとします。

以前の私は、

「今日は機嫌が良かったのかな。」

そんなふうに考えて終わっていたかもしれません。

しかし今は、少し見方が変わりました。

「居室の環境を整えたことが安心につながったのだろうか。」

「職員全員で声掛けを統一したことが良かったのだろうか。」

「予定を見える形で伝えたことが安心につながったのだろうか。」

このように、心理学の基本的な考え方は、日々の支援にもつながっています。
一つひとつの出来事を振り返り、その理由を考えながら記録し、職員同士で共有しております。

もちろん、支援に唯一の正解があるわけではありません。

だからこそ、「なぜ安心して過ごせたのだろう」「次はどんな工夫ができるだろう」
と考え続けることが、
一人ひとりに合った支援につながるのだと思います。

大学で学んだ心理学は、教室だけで学ぶ知識ではなく、
私たちが利用者さんと向き合う日々の支援の中で生きる学びなのだと、改めて実感しています。


💡 Today's Point

今日の学びを3つにまとめると…

📖 公共性

誰が見ても分かる客観的な記録を残すこと。

🔄 反復性

誰が支援しても同じように実践できること。

🧩 体系性

支援の理由や方法を整理し、振り返りや改善につなげること。

この三つの視点は、チームで支援を行う福祉の現場でも、とても大切な考え方です。


🎯 Challenge!

今日の航海の内容を振り返りながら、チャレンジしてみましょう!🚢

では、次の3つの問題の答えを選んでクリック!

問題①

心理学が「科学」として大切にしている考え方は、次のうちどれでしょう?

① 勘や経験だけで判断する

❌ ブブー!

心理学では、「なんとなく」ではなく、観察・記録・検証を積み重ねながら、人の心や行動を客観的に理解していきます。


② 観察・記録・検証を積み重ねる

🎉 正解!

その通りです。

心理学は、観察・記録・検証を繰り返しながら、人の心や行動を科学的に理解しようとする学問です。

この考え方は、福祉の現場でも利用者さん一人ひとりを理解する大切な視点につながっています。


③ 一人の考えだけで結論を出す

❌ ブブー!

一人の考えだけでは客観性が保てません。

だからこそ、記録を残し、チームで振り返りながら支援を積み重ねていくことが大切です。


問題②

利用者様が穏やかに過ごせた理由を考えるとき、大切な姿勢はどれでしょう?

① 「今日はたまたま」と考えて終わる

❌ ブブー!

「たまたま」で終わらせてしまうと、大切な気付きが見えなくなってしまいます。

小さな変化にも理由があるかもしれません。

② 環境や支援方法を振り返り、チームで考える

🎉 正解!

素晴らしいです!

支援を振り返り、「なぜ安心して過ごせたのか」を考えることが、一人ひとりに合った支援につながります。

③ 前回と同じ支援を続ける

❌ ブブー!

同じ支援がいつも合うとは限りません。

利用者さんの様子を観察しながら、その時々に合った支援を考え続けることが大切です。


問題③

今回の記事で一番お伝えしたかったことは何でしょう?

① 心理学は難しい学問である

❌ ブブー!

心理学は難しい知識を覚えるためだけではありません。

日常生活や支援にも役立つ、身近な学びです。

② 学びは利用者さんや大切な人の安心につながる

🎉 正解!
今回一番お伝えしたかったのは、このことです。
大学で学んだ知識は、試験のためだけではなく、利用者様やご家族、友人など、大切な人を理解するために生かすことができます。
学びを支援へ。そして安心へ。
それが「SHIP BRIDGE」の目指す航海です。

③ 記録は書類を書くためだけにある

❌ ブブー!
記録は書類を完成させるためだけのものではありません。
利用者さんの変化を共有し、より良い支援につなげる大切な道しるべです。



🌟 Challenge Complete!

全問正解できましたか?😊

また次回のChallenge!にも、ぜひ挑戦してくださいね。🚢🌉

🌊 今日の航海日誌

大学で学ぶ知識は、試験のためだけにあるものではありませんでした。

利用者様の表情や行動の変化に気付き、その背景を考え、職員同士で支援を振り返る。

その積み重ねの中に、
心理学で学んだ「観察し、記録し、検証する」という考え方が
自然と生きていることを感じています。

私自身も、まだ学びの途中です。

だからこそ、一つひとつの学びを現場での実践につなげながら、
利用者様一人ひとりの安心した暮らしへ結び付けられるよう、
これからも学び続けていきたいと思います。

そして、この考え方は福祉の現場だけではなく、私たちの日常にも生かすことができます。

家族や友人、職場の仲間など、大切な誰かの小さな変化に気付き、
「どうしてだろう」と相手の立場になって考えてみる。

そんな小さな積み重ねが、人を理解し、安心につながる第一歩になるのではないでしょうか。

🚢 SHIP BRIDGE

学びを支援へ。支援を安心へ。

私自身も現場で学び続けながら、この航海を皆さんと一緒に歩んでいけたら嬉しいです。

また次回の航海でお会いしましょう。🚢🌉

🚢 次回の航海予告

テーマ:「記憶のメカニズム」

人は、どのように覚え、どのように忘れていくのでしょうか。

心理学には、私たちの記憶の仕組みを分かりやすく説明する考え方があります。

次回は、その「記憶のメカニズム」を通して、一人ひとりに伝わりやすい支援のヒントを、
一緒に見つけてみましょう。

どうぞお楽しみに。🚢🌉

🚢 SHIP CREW 募集中

社会福祉法人SHIPでは、利用者様一人ひとりの「安心した暮らし」を支える仲間を募集しています。

知識や経験以上に大切なのは、「人を想う気持ち」と「学び続ける姿勢」です。

この「SHIP BRIDGE」を通して、「こんな支援を実践してみたい」「もっと学んでみたい」と
感じていただけたなら、とても嬉しく思います。

いつか同じ船で、それぞれの学びを持ち寄りながら、
利用者様の安心した暮らしを支えていける日を楽しみにしています。

心より、新しい仲間との出会いをお待ちしております。

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